colorful ー大切なことは続けていける事ー

大町商工会議所青年部

令和元年度 会長 吉澤 晃一

会長所信

『ライバルは1964年』多くのメディアで目にした言葉です。

 当時の日本は、戦後の困難な時代を乗り越えた大勢の方々が、これからの日本を思いえがき、希望と活気にあふれていたのではないかと思います。本年度は56年ぶりに東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。前回、東京でオリンピックが開催された1964年と今の日本では国民の生活レベル、多量な情報量など、社会システム、人口構成、世界的地位等すべてが大きく変わりました。

 1964年と言えば、我々の住んでいる大町にも、立山黒部アルペンルート黒部ダム扇沢間にトロリーバスが開業しました。当時の先人たちのおかげで、今の大町市にとっても明るい未来への希望となるべく大きな観光資源が与えられ、大町市は山岳観光都市としての地位を築いてきました。

 今年は世界に誇れる大自然を背景に、第2回北アルプス国際芸術祭が開催されます。以前より交流をしている姉妹提携YEGと共に我々自身も地元の歴史や文化を改めて学び、大町のすばらしさを体感しその経験を元に、他YEGとの交流を図り、大町YEG内の意見交換も行います。

 そして、大町YEGでは、青年部祭という伝統事業を諸先輩が築き、そして試行錯誤を繰り返しながら代々受け継がれ進化し続けてきた結果をもって、より綺麗な色に輝く未来への架け橋として我々は今年も継承し開催致します。第18回青年部祭については、過去を振り返り、より多くの地域の皆様と触れ合いながら開催して参ります。

 2021年度(令和3年度)に設立30周年という節目を迎えるために、諸先輩との意見交換を行うことで、今後の大町YEGでの活動の礎となる大変意義の深い活動にしたいと考えます。

 このような事業を実行していくためには、組織の円滑な運営、広報活動、メンバーそれぞれのスキルアップと連帯が欠かせません。多種多様の色を持つ会員同士が効率よく情報を共有できるよう努めて参ります。若手後継者等育成事業は塩尻市での開催になりますが、今を刻む責任世代である我々大町YEGメンバーが、地域にとってこれからどのようにして活躍をしていくのかをしっかり自覚するために積極的に参加致します。

 本年度会員数が44名となり、過去においても最大規模でのスタートとなります。一人一人が『この地域を良くしていきたい』と同じ志を持つ色彩豊かな異業種の集まりであります。例会・事業で活動する事で、『今まで』を知り『今から』を築いていく為に、各メンバーの得意分野や専門知識を活かしながら商工会議所活動の一翼を担い大町YEGが「続けていける」ために、そして自企業との両立を無理せず、持続可能な助け合いや業務分担をして、参加しやすい青年部になれるように、みんなで歩んで参ります。

基本方針

  • 提携YEG・他YEG との交流事業、大町YEG内部意見交換会
  • 地域の皆さまとの協力事業(青年部祭)・大町YEG30 周年の為の企画・大町YEG、OB との意見交換
  • 各メンバーのスキルアップ事業、総会・臨時総会の開催・若手後継者等育成事業の参加